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豊かな風土を生かし鉄やタングステンが貴重な資源

ポルトガルの経済状況は、欧州の各国に比べると、貿易赤字が続くなど、景気回復の見通しについては、まだ明るい話題は無いといえます。

ポルトガル全体におけるGDPをみてみると、2013年の時点で、埼玉県とほぼ同じの2199億ドルとなっています。

EU加盟国のなかでも、下位のほうに位置する数字となっています。

経済状況の改善がみられないことに不安を感じ、旧植民地であるモザンビークなどに移民する人々も多く、そういった問題も同様に深刻に考えられています。

とはいえ、豊かな風土を生かし、鉄や銅などを生産しています。

世界5位を誇るタングステン鉱は、世界的にも貴重な資源であり、2002年の時点で700トンもの量を産出しています。

こういった資源を有効に活用し、経済の復興を目指しているのです。

工業も盛んなので、貿易業との連携を試みながら、少しずつ回復の兆しが見え始めようとしている段階といえるのではないでしょうか。

観光業での収入は、増加傾向にあります。

ポルトガルは、世界的にみて地味な印象のある国ですが、訪れてみると独特の雰囲気があり、魅力に溢れた場所です。

人々はみな親切で、食べ物は日本人好みの味が多いです。

リスボンの名物ともいえる市電には、毎日長蛇の列ができるほどです。

市電の車窓から、昔ながらの景色をのんびり眺めるのも、旅の醍醐味といえますよね。

日本からも多くの旅行者が訪れます。

こういった観光による収益が、国の経済を支えているといえます。

ユーロを使用していますが、欧州諸国のなかでも物価は平均的で、それほど高いということもなく、非常に旅をしやすい国といえます。

かつてリスボンを襲った大地震から復興をとげたポルトガルは、今の不況からも脱却できる時がくるはずです。

貿易だけにこだわらずに、あらゆる分野に視野を向けて行くその姿は、日本も見習わなくてはならない面ではないでしょうか。

訪れる場合、日本からの直行便はありません。

どこかを経由していくことになりますが、ドバイやオランダ、イスタンブールなどが主流です。

乗換の時間も含めると、日本からはトータルで22時間ほどかかるとみておいてよいでしょう。

時間をかけてでも訪れる価値のある国です。

素朴な雰囲気と、ゆっくりと流れる時間を満喫してみてはいかがですか。

ポルトガルに関する書籍も多数出版されていますので、経済状況などを勉強しながら、国の歴史などにも目を向けてみるのもおすすめです。